2015年1月4日日曜日

伏見大雪だより②

・昨日朝の我が家のベランダ

昨日は大雪のためバイトへの到着が遅れたりと色々大変なことはあったのですが、ともあれ今年の初仕事を終えてきた次第であります。気付けば正月の三が日も昨日で終わり。明日から仕事って人も多いことでしょう。僕の今のバイト先というのは京都南インターから程近くにあるホテルなのですが、この付近にはブログにも度々登場している城南宮をはじめとして歴史ある寺社仏閣が多く点在しています。

・安楽寿院の近衛天皇陵

写真の多宝塔は安楽寿院という真言宗智山派の寺院にある近衛天皇(76代、1139~1155年)のお墓。かつてここから程近いところには鳥羽離宮という、それはそれは立派な宮殿があったのですね。「まるで都が移ってきたようだ」とまで称されたその宮殿を造営したのが72代天皇の白河上皇でした。そしてこのとき、自らの墓所として作ったのが安楽寿院だったのです。(そのため境内には白河天皇陵もあります。)その後12世紀に入ると鳥羽上皇がここを大幅に増設。そして、こちらもやはりこの地に自らの墓所を設けています。



で、これらの人たちはここで何をやっていたのかというと、いわゆる院政です。「上皇」というのはそもそも天皇を退いた後の尊称なのですが、これらの人たちは天皇を退位した後も絶大な力を持ち、朝廷に影響力を及ぼし続けていたのですね。でもなぜここだったのでしょう?それはこの地が交通の要衝だったことが大きいようです。(この辺は以前にも説明しましたね。)加えてこの地は貴族らが狩猟等を行なう風光明媚な場所だったことも関係しているようです。(今は流れが変わっていて想像もつかないのですが、当時この辺は鴨川と桂川の合流地点だったのだとか・・・)

・北向不動院(撮影は昨年4月)

ちなみに写真の北向不動院は、先述の安楽寿院の目と鼻の先にある天台宗の寺院で、こちらも鳥羽天皇に大変ゆかりのある場所なのです。1130年に興教大師が鳥羽天皇の病気平癒を祈願した際に不動明王が出現。その後回復したことに因んで開山した、いわゆる勅願寺であるここは、その名のとおり不動明王を本尊としています。そして文字通り不動明王は北向きに、つまりは平安京の方角を向いて鎮座しているのです。(そうして都を見守っているのですね・・・)

・誰だよ、これ作ったやつw

まぁこの辺の話は書き出すとキリがないのでまた改めてということに...。ちなみにこれはバイト先の駐輪場にて。まぁテンションが上がってるのは大人も同様のようで、その場所にはこのようにバイトの誰かが作ったであろう雪だるまが鎮座しておられました。

・昨日の夕食はこんな感じ

で、因みに昨晩は餃子を焼きました。具材は白ネギと豚ミンチで、ニンニクなしという極めてシンプルな仕上がりなのですが、これがまたビールによく合います。まだ皮も残ってるので、次は鳥ミンチを使って近々作ってみる予定です。相変わらず呑んでばっかいますが、まぁ正月というのはそういうものだと思っているのでw ともあれ本日はこの辺で失礼致します,ジベリ!

0 件のコメント: