2015年5月5日火曜日

バイシクル。

・ひとっ走りしてきましたw

・本日の撮り鉄①(JR奈良線)

・今日までお祭りをやっていた藤森神社

世間はGW真っ只中ですが、僕は休みは3日と今日の2日のみ。昨日の夜は例によって一人呑みで気が付いたら寝ていたという毎度恒例のテイタラクでしたが、今日は天気も良かったので活発にサイクリングに出掛けちゃいましたよ。



あ、本日のタイトルはQueenの「バイシクル・レース」っていう曲からですね、ハイ。数年前にCMで使われてたりもしたんで聴いたことのある人も多いかもしれません。余談ですけどこのアルバム、「イ~ブラヒ~厶♪」って歌い出しのカオスな曲から始まったりとなかなかアクの強い楽曲が多い作品なんで初見にはオススメしません。個人的にQueenビギナーは「世界に捧ぐ」とか「ザ・ワークス」くらいから入ることを推奨しますw

・やっぱり神輿っていいよね^^

では話題を元に戻しましょう。うちの地域では毎年5月1日から今日5日まで藤森神社の神事である藤森祭というのがやっています。5月前後は全国的にも比較的お祭りの多い時期ですが、恐らくこれらは田植え前の豊作祈願をベースとするものが殆どであると思われます。ではこのお祭りはというと神功皇后が凱旋の後、軍旗を樹て兵具を納め塚を造りお祀りをしたのが創祀とされているそうな。或いは藤森神社が端午の節句(こどもの日)発祥の地であることも関係しているのかもしれません。

・清和荘は1957年創業の料亭

そのまま神輿の追っかけをするのも一興ではあるのですが、今日は毎年恒例の名水スタンプラリをやりたかったので、藤森祭のことは一旦忘れることに。そして1箇所目のポイントである清和荘へ。ここはまぁ料亭みたいなやつで、僕のような貧乏侍には縁遠い場所ではあるのですが、以前にも言ったようにここの門前には新選組の近藤勇が狙撃された場所を示す史跡があるので幕末クラスターであれば1度は訪れるべきところではあるように思います。

・渾々と湧き出る名水

ちなみにこれが清和荘の誇る名水が湧き出る清和の井。スタンプラリー参加者用だと思われる紙コップが用意されていて飲むこともできました。他の場所同様に、多分ボトルに汲んで帰っても大丈夫だと思われます。6月末からはビアガーデンも始まるようであり、こちらは値段もあまり高くなく、しかも流し素麺も楽しめるようなので、これはちょっといいなと思いました。それから調べたところによると宿泊も出来るそうです。最寄駅は京阪の墨染駅か近鉄の伏見駅。あと自転車で行く場合は、駐輪スペースがほぼない場所なので注意が必要です。

・城南宮

その流れで次は城南宮へ。このブログにも度々登場しているように、ここは方除けに御利益があることで広く知られる神社です。城というのは勿論平安京のこと。平安京の南の守り神としてそもそもここは造られたのですね。また平安末期には後白河上皇がこの付近に鳥羽離宮を造営したことから大いに栄えたと言われています。

・鳥羽伏見の戦いはここで始まった(撮影は今年3月)

また、この場所は鳥羽伏見の戦いでは薩摩藩がここに本陣を構えた場所でもあります。余談ですが、鳥羽伏見の戦い(1868)の火ぶたが切って落とされた場所は城南宮の目と鼻の先。丁度昔たまに記事に出てきていたラーメン横綱の裏手の方にそれを示す記念碑があったりします。鴨川を挟んで対峙した旧幕府軍と新政府軍は押し問答の末、薩摩軍のアームストロング砲による砲撃で開戦。ここに戊辰戦争は始まったのでありました。

・現在の小枝橋(これも3月の撮影)

この戦争を制した薩長を中心とする新政府軍が明治維新を牽引していった...ということになるのですが、しかしながらこの戊辰戦争自体、一体何故やる必要があったのか僕は長らく不思議に思っていました。というのも戊辰戦争開戦前の1867年の大政奉還を以て、既に幕府は権力を朝廷に返したはずだったのです。薩長にしてみれば後顧の憂いを断つという意味合いがあったのでしょうが、それにしてもこんな大規模な戦争をする必要がどうしてあったのか分からないのです。



我らがリチャード・コシミズさんは1つの仮説を立てました。それは戊辰戦争は南北戦争で過多となった武器の在庫処分のために行われたというものです。「そんなバカな理由で戦争されてたまるか」と思う方もいらっしゃると思いますが、戦争というものは得てして権力者側の都合で行われて権力者側の都合で終わっていくものなのです。現に坂本龍馬などの明治維新の立役者の背後にはグラバーをはじめとするユダヤ金融資本の陰が見え隠れしています。

・なんかいい感じの路地(近鉄伏見駅の近くだったはず)

本当はこの話をもっとしたいところなのですが、そうなると記事の主旨が変わってくるので今日はここまで。気になった方はひとまずご自身で勉強なさってみてください。(そして伏見に遊びに来てくれると嬉しい限りです^^)城南宮を出たあとは、気になった路地で写真を撮ったりしながら次なる目的地である藤森神社を目指します。

・屋台がいっぱいの藤森神社

お祭り真っ最中の藤森神社は境内に所狭しと屋台が立ち並び、そして人がごった返すというザ・お祭りの見本のような状態に。普段そんなに人の多い神社ではないので余計にそのギャップを感じ得ます。屋台は射的や水飴、スマートボールなど昔ながらのものも多くて楽しかったのですが、そういうところでお金を使うのはひとまず祇園祭まで置いておきたいと思いますw


・お惣菜屋でからあげを買ってきた(200円也)

あ、そうそう。サイクリングとか街歩き的なことをやるときに1つ心がけてほしいのは、好きな街を見つけたら少額でもいいのでその街でなにか買い物をしてくださいということ。どんなに魅力的な写真を撮ったとしても、商店街を素通りされたら結局いずれかはシャッター街になり挙句はイオンやウォルマートに焼き払われてしまうのです。だからこそ、好きな街にお金を落とす。そうすることにより、街の持続可能性を担保できるのです。

・大黒寺の名水、金運清水

おっと、また話が逸れていたw 藤森神社を出たあとはキンシ正宗&大黒寺へ。キンシ正宗は定休日で中には入れなかったのでスタンプのみを押印して光の速さで大黒寺へと移動。ここも毎度お馴染みですね。有馬新七ほか薩摩九烈士のお墓があるところですね、ハイ。

・久々の登場となる乃木神社

長居したい気持ちもあったのですが、そうも行かなかったのです。というのも次の目的地である乃木神社のスタンプ押印時間が16時までだからなのです。大黒寺を出た時点で15時40分過ぎだったのでホントに滑り込みセーフのような形で乃木神社に到着。無事スタンプを押して名水の勝水を持参していたボトルに汲み、そして参拝して帰ってきたのでした。

・菖蒲(あやめ)の花が綺麗です

以前にも言ったような気がするのですが乃木神社の本殿裏手には内苑というのがあって、そこにはちょっとした庭園や乃木将軍に関する記念碑、日露戦争犠牲者の慰霊碑などが立ち並んでいます。またここは百周することでご利益が得られるという、いわゆる「お百度参り」の出来る場所でもあるんですね。1周100メートル程度なので1日で百周することも不可能ではないのですが、僕は1日でそう何周もしたことはありません。

・天皇陵までは結構距離がある

で、乃木神社を出たあとは前々から気になっていたとある場所へ。というのが明治天皇陵なんですね。おそらく乃木希典が明治天皇に付き従って殉死したことが影響しているのだと思いますが、明治天皇陵と乃木神社は殆ど隣り合わせのような場所にあるんですね。

・これが明治天皇陵

森のような場所を延々と抜けていくと、ようやく見えてくるのが明治天皇陵。敷地は広大ですが、このとおり陵墓自体は一般的な天皇陵と変わりありません。後々気付いたのですが、自転車はある程度の場所まで乗入れ可のようなので、自転車で来られる方はギリギリまで自転車で行ってもいいような気がします。(ホントに結構距離あるんですよ。ただ道は砂利道なので恐ろしく走りにくいですがw)

・明治天皇陵からの景色

明治天皇陵は小高い丘の上にあるので、そこからの景色はなかなかに良好です。京都タワーなど目立って何かが見えるワケではなく精々向島のニュータウンが見える程度なのですが、この景色は見ておいて損はないと思います。同じ敷地内には隣り合うようにして明治天皇の皇后である昭憲皇太后の陵墓もあり、また付近には桓武天皇の陵墓もあります。

・御香宮神社本殿

そして本日最後のスタンプ押印地点である御香宮神社へ。このブログでも比較的よく登場する場所の1つなのですが、先日呑みの席で聞いた話によると、ここの宮司さんは神社本庁の中においてもかなり高い地位にいらっしゃる方なのだとか...。まぁ神社本庁という組織自体は色々と問題のある場所ではあるのですが、ともあれここがこの地域の活性化絶大な貢献をしているのも事実のようですし、そりゃ票田になったとしてもおかしくはないだろうな...なんてことを思ったりしました。


・水占いは200円也

で、御香宮神社では前々から気になっていたこれをやってみることに。これは「水占い」というもので、このおみくじのようなものを水につけると文字と絵が浮かび上がってくるのですね。写真の通り、結果は「吉」でした。

・ちまきを買ってきた

それから大手筋商店街界隈でちょっと買い物を。丹波屋ではちまきと団子を買いました。それにしてもこうやってこどもの日にこうやってちまきを食べるのは何年振りなのか...。でもやっぱり季節のものを食べるのはいいですよね。


・急ピッチで祭りの撤去作業の進む藤森神社

それから帰り道にもう1度藤森神社へ。その頃にはもうお祭りは終わっていて、既に撤去作業が始まってました。この辺の台風一過的な切り替えの速さは良くも悪くも日本的ですね。個人的には余韻みたいなのを楽しみたいと思うのですが、ゆえにこそ、そういう情緒のある祇園祭が好きなのかもしれません。あれってやっぱり異色なんですね。そりゃそうですよ、だってあれは元々ユダヤ教のお祭りですもんね。(←詳しく話すと完全に本論を逸脱するので、気になった方は適当に調べてみてくださいw)

・京阪電車が行く

ちなみに本日の個人的なベストショットはこれ。まぁ撮り鉄ですね、ハイ。明日はまた仕事なのですが、それが終わるとその翌日は休み。今週はトータルそんな感じでやってます。連休は明日で終わりですが、皆さん5月病にはご用心を。それでは本日はこの辺で失礼します,ジベリ!

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